勝手に解説シリーズ(6)「問題は解決するな」Kan.さん

※勝手に解説シリーズでは、本を読んでみて、独自の解説をつけています。




こんにちは、しゅんすけです。





今回、気になった文章は


152ページ1行目にある


「ある密教の教えでは、人間という存在を一台の馬車にたとえています。

馬車本体が「体」
御者が「思考」
馬が「感情」

です。

そして、この馬車の注目するべきことは、ただひとつ。

馬車の主人が眠っているということです。」


です。




主人とは何なのか?



本来の馬車の動きは


主人が、馬車の中から御者(思考)に行き先を伝えます。


あとは、御者が、馬(感情)を走らせ、馬車(体)を動かしてくれます。



主人がやる事は、行き先を伝えること。

「〇〇に行きたい」

と伝えることです。




一般的な人の動きから考えてみる



では、普段の僕らの動きから考えてみましょう。


例えば。


布団にいて、ご飯を食べたいと思ったとき。



思考(御者)は

「キッチンへ行けばいい」と考えて


感情(馬)は

「腹を満たす喜び」を感じて


体(馬車)をキッチンへ運んでくれます。



先の例でいう主人とは

まさに「ご飯を食べたい」と行き先を伝える「何か」のことです。



視点を変えてみる


では、少し違うケースを考えてましょう。



例えば。

朝起きたらご飯を食べないといけない

と固定概念があったとき。



御者(思考)は

「朝起きたから、ご飯を食べに行く」と考えて


馬(感情)は

「行かないといけない責任感」


馬車(体)をキッチンへと運びます。



このケースでは

主人は何も伝えていません。



固定概念があるからです。



主人の役割は

本当にお腹が減ってるかどうか
本当に食べたいのかどうか

を感じて、必要に応じて

「今朝はご飯は食べなくていい」とか

伝えないといけません。



主人が寝ていると、それもできません。




主人は、結局、なんなのか?


これは人それぞれ答えがあっていいと思います。



参考までに。

僕のなりの答えを書くと

主人=本音

です。



本当に望んでしていることなのか?


本当に食べたくてご飯を食べているのか?

本当に行きたくて学校や職場に行ってるのか?

本当にしたくて家事や育児をしているのか?



本音で生きると

人間は本来のカタチで動きます。

それが人間の本来の在り方です。




それが密教でいう

本来の馬車の在り方なんだと思います。



創造の源から

いつでも、だれでも始められる「本当の自分」に還る旅


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