勝手に解説シリーズ(5)「問題は解決するな」Kan.さん

※勝手に解説シリーズでは、本を読んでみて、独自の解説をつけています。




こんにちは、しゅんすけです。





今回、気になった文章は


144ページ4行目にある


「ちゃんと怒るべきだし、泣くべきだし、悲しむべきです。

決して、我慢はしないこと。

無視しようとしても「ある」のですから、受け身になるのではなく、こちらから積極的に挑んでいくのです。」


です。




生きることは、感情を抱くこと。



人が生きるという事は、様々な感情を感じるという事です。


赤ん坊も、お年寄りも。

男性も、女性も。


みんな同じです。


生きてる以上

感情を抱くのは、あまり前のことです。

どうしようもないことです。



呼吸しないと生きるのは、当たり前です。

どうしようもないことです。



呼吸せずに生きられないのと同じように。

感情を抱かずに生きられる人はいないのです。




抱いた感情は「なかったこと」にできない。



例えば。

嫌な感情を抱いた時、無視したり。

感じたくない感情が出てきた時、我慢したり。



無視や我慢は、多くの人が感情に対してする対応です。



ですが。

無視できるのは、感情が「ある」からです。

我慢できるのも、感情が「ある」からです。




扉がないと開けることが出来ないように。

感情がないと無視や我慢もできません。




感情を無視する、我慢するとは

「ある」ものを

「なかったこと」にするだけで

本当の意味で

感情を抱かなかったこと

にはできません。



だから、無視しても、我慢をしても。

感情はなくならず、溜まっていきます。



心は感情の器のようなものです。

溜まっていくと、いつか溢れてしまいます。




感情が溜まると「問題」が起こる。

感情を溜めないと「問題」は起こらない。



心の器から感情が溢れる出すと

人は感情に支配されてしまいます。



堪忍袋の緒が切れた。

というのはいい例です。



ちょっとした事ですぐ怒ったり。

泣いたり、悲しんだり。



情緒不安になります。

心身が病気になったりします。



それは、長年にわたり、感情を無視したり、我慢してきた結果です。



人間の「問題」は

溜まってしまった感情が溢れ出てしまって起こることが殆どです。



逆をいえば

溜まってしまった感情を出したり

抱いた感情をすぐ出すようにしていけば

「問題」は起こりません。




情緒も安定します。

心身の病気も改善します。




湧いた感情は、使い切ること。



怒りを感じた時は怒っていい。

悲しみを感じた時は悲しんでいい。



抱いた感情は、表現しきること。

使い切ること。



なぜ、子供が健康的なのか。

なぜ、大人になると病気になるのか。



それは一重に、感情を無視したり、我慢しているからです。



抱いた感情を素直に出すことは

心身を健康に保ち

良好な人間関係を築くためにも

大事なことです。



本人に言う
独り言を言う
感情のままに動いてみる



これらは、感情を使いきるための具体的な方法です。


よく見れば、子供がしていることです。


人間が心を癒すための、基本であり、奥義でもあるのだと思います。


感情を解放するための時間をとってあげることは、心を軽くしていくために大事なことです。


創造の源から

いつでも、だれでも始められる「本当の自分」に還る旅


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