勝手に解説シリーズ(9)「それは在る ある御方と探求者の対話」ヘルメス・J・シャンプ著

※勝手に解説シリーズでは、本を読んでみて、独自の解説をつけています。




こんにちは、しゅんすけです。





今回、気になった文章は


11ページ1行目にある


「わかりません。どうか直接教えてください」

「-」


ある御方は沈黙した。


そして、静寂が訪れた。



です。




静寂こそ本質。



本質は「何もありません」

「何もない」が本質です。



知覚も、認識も、何もない。



日常の感覚で言えば「熟睡状態」

あの「何もない」こそ、本質です。



「何もない」ことを直接伝えるには

「何もしない」しかありません。



静寂こそ、本質を伝える最善の方法です。





言葉を以て、言葉を超える。



じゃあ、何でこうして言葉を書くのか?


この記事の文字も、なんで書くのか?


といえば


言葉を以て、言葉を超えるためです。




言葉という大いなる戯れがあるからこそ

言葉は本質ではない、と知れます。



僕らは思考をします。

思考する時、頭の中で言葉を巡らせています。



ですが、ふと。

思考を俯瞰する自分

に気づきます。



盤上のコマを動かし遊ぶように。

頭の中で言葉を巡らせる感覚。



思考するとき

「私は思考している」

と客観する冷静な感覚があります。



ソレが静寂。



ソレからすれば

思考するのは、盤上のコマを動かす戯れ。



言葉は本質ではなく

言葉ではないソレが本質だと体感します。




多くの体験をつみ、成熟すると、実が落ちる。




「わからない」と探求することは大切です。



魂があるレベルまで成長すると

どこからともなく

本質とは何か?

を探求せずにはいられなくなります。



わからない、から、わかろうとする。

とても大切なことです。



本を読み、セミナーに行き、誰かに関わり、知ろうとする行為は「わかろうとする」欲求の現れです。



「わかろうとする」努力を積むと、「探求」が実ります。



実れば、実るほど、塾していき、いつか、地面に落ちます。


落ちると「探求」は終わります。





それは

「わからない」ことがわかる

ということです。




本を読み、セミナーに行き、誰かに関わり、知ろうとする行為は「わからない」ことを納得するために必要です。



わからないもの、なんだ。

わかれないもの、なんだ。

わかろうとしなくていいんだ。

わからないままでいいんだ。



心底、腑に落とした時

「探求」はしなくなります。



「わからない」ことに寛げます。



そん境地になった時。



「わからない」が本質だとわかります。

「何もない」が本質だとわかります。



静寂がソレだとわかります。

静寂が最善だとわかります。



これがわかるまでは

わかろうとする努力が必要です。



あはたは、間違っていません。

知ろうとしてください。

トコトンまで探究すれば、わかります。


創造の源から

いつでも、だれでも始められる「本当の自分」に還る旅


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